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Azure - 仮想ネットワークとネットワーク(NSG)

投稿日:2019年4月30日 更新日:

仮想ネットワークは、オンプレでいうところのサーバラックとスイッチであり、ネットワークセキュリティグループがFWだ。そして仮想ネットワークは、AWSでいうところのVPCである。

仮想ネットワーク(Vnet)

ポイント

仮想ネットワークはネットワークアドレスやサブネットを決める部分である。

ネットワークに疎いエンジニアは多いかと思う。昨今新規でネットワークを作ることが少ないからだ。しかし、クラウドを使うときに、このネットワーク知識は必須である。必ず、慣れるように勉強することが大切だ。

参考になる本を挙げておく。

  • ネットワーク技術&設計入門(SB Creative みやたひろし)
  • 図解ネットワーク仕事で使える基本の知識(技術評論社)
  • イラスト図解式 セキュリティの基本(SB Creative)

 

ネットワークアドレスとサブネットの決め方

システムのアドレス体系の内、サブネットが何個必要か?を考えること。アプリケーションサーバ、データベース層で使用するIPアドレスは何個必要か?ということも考えないといけない。

これには、さまざまなサイトがあるためこのページでの詳細説明は割愛する。苦手な人は以下を参考に。

参考例:

Vnetを192.168.100/24とする。

サブネットは4個必要(AP二つ、データベース二つ)であり、拡張性は考えないとすると以下のようになる。/28とすると.00000000の左側の組み合わせの数だけサブネットアドレスに使える。

192.168.100.16/28

192.168.100.32/28

192.168.100.64/28

192.168.100.128/28

.....

 

設計のポイント

ポイント

サーバ間の階層でちゃんとサブネットを分けましょう。

WEB3層システムと似ています。クラウドは防御が大事です。インバウンドとアウトバウンドをしっかり設定しましょう。ここが本当に、セキュリティで大事なポイントになります。

ネットワークセキュリティグループ(NSG)

デフォルトの画像は上記のとおりである。このままではすべてのネットワーク通信を許可してします。

ポイント

NSGで絶対に受信と宛先ポート、ソースIPは絞りましょう

。追加を押せば画面のように設定追加ができます。

クラウドは、そのサービス特性上インターネットにさらした瞬間に、外部から攻撃を受けることになります。ポートスキャンだったり、パスワードが弱かったらリモートデスクトップ接続でサーバごと乗っ取られる可能性があります。

なお、NSGを作成したら、かならずサブネットと紐づけを行いましょう。

専用線接続 (Express Route)

一番良い方法は、グローバルIPを持たないことです。専用線(AzureであればExpress Route)でシステムを構築することです。しかし、これは利用料が高いです。また、クラウドを使う上では、やはり、インターネット接続はさけては通れません。お客様に提案し、お金よりもセキュリティという話になれば、Express Routeを使用しましょう。

NSGフローログ

ポイント

フローログも必ずオンにしましょう。

これは、障害調査にも役立ちますし、外部からどういった攻撃(接続)があるのか理解するとこにも役立ちます。

まだ、クラウド利用に慣れていない場合は、固有データを使わずに、フローログをオンにして、NSGで防御策をしっかりとった後、外部にさらしてみてください。どこかしらの国からアタックされていることがわかります。

 

フローログを有効にできない場合

デフォルトでは、microsoft.insightsが有効になっていないため、フローログを有効にできません。下記画面を参考にサブスクリプションサービスから有効にしましょう。

さいごに

クラウドは怖いからと利用を避けるのではなく、今までの経験を活かし、クラウドの仕組みを正しく理解し、防御策を整えることでクラウドを活用しましょう。

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