AWSとAZURE - 二大巨頭
まずは、AmazonとMicrosoft両社の2019第三3期の決算資料から見てみよう。
引用:Amazon決算資料
AWSは前年3月比41%の伸び率
引用:Microsoft決算資料
https://www.microsoft.com/en-us/Investor/earnings/FY-2019-Q3/press-release-webcast
Azureは前年比驚異の70%成長!クラウド二大巨頭の資料からも、まだまだクラウドビジネスは大きくなることが容易に想像できる。
今後のクラウド事情
システムのクラウド利用が珍しくなくなり、どこの会社も少なからずクラウド環境を利用するようになった。現場の肌感覚としてもシステム過渡期になっていることを感じている。クラウドを利用したいと相談を受けることも多くなってきた。(※本サイトは、クラウド=IaaSとして扱っている。)
大手メガバンがAWS環境を利用するといった事例も出てきている。あと何年間か時間をかけてオンプレからIaaSへの移行とシステム主流の変化が起きるだろう。その後は、SaaSやサーバレスのシステムが増えてくると私は予想している。
引用日経:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36683520Z11C18A0000000/
クラウドを利用する目的
- 自社管理範囲の削減
システムを使うための従来利用料から、固定資産であったハードウェア費が消え、使用料(保守料)のみになる。これは利用部門からすると大変受け入れやすいのだそうだ。さらに、保守費用もハードウェア費や定期点検費用がなくなるため安くなる傾向がある。クラウドを利用することでシステム費を削減するということが一つの目的となっている。
- 働き方改革もクラウド利用を促進
これも一環を買っていると考えている。クラウドを利用していると、結局オンプレと比較してコストが変わらないと思うかもしれない。しかし、開発者やシステム利用者からすると開発のし易さや保守のし易さが断然違うのだ。これはコストに現れない魅力となっている。
ハードウェアが壊れた時の再構築、リソース調達、ソフトウェアパッチ適用のわずらわしさから解放された開発者は、空いた時間で、作業の効率化、ビジネスの効率化を考えることができるようになる。
クラウドを利用してみて
IaaSクラウドを利用するとその便利さに圧倒され、さらに、クラウド各社がしのぎを削って新サービスを出しているため、どんどんクラウド利用の魅力が上がってくる。買って終わりのオンプレ時代から比べるとその連続的なサービスの向上はエンジニアの興味心を刺激してくる。
最後に
ポイント
古くからのインフラ技術者は、いらなくなる。サーバレスやサービス利用の時代が来る。
本サイトは、これら背景を念頭に、エンジニアが考えないといけない設計ポイントをわかりやすくまとめていく。このサイトを読みながら、自分の手でAWSやAzureを触れば、その最初の壁を簡単に乗り越えられるだろうと思う。
サイトを見たエンジニアがクラウドに興味を持ち、クラウド利用が当たり前になり、サービスがどんどん改善される。そんな未来のために、このサイトを構築する。