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Azure - VMのバックアップとリストア その設計方法

投稿日:2019年5月2日 更新日:

Azureのバックアップサービス

2019年11月現在、IaaS関係のAzureバックアップサービスは2種類ある。これがよく混乱するので、このページで整理しておく。Azureのサービス群では以下の二つがIaaS関連のバックアップサービスだ。これらについて説明する。

  • RecoveryServiceコンテナー
  • Snapshot

 

AzureBackupという言葉の説明

説明の前に、「Azureバックアップ」とネット調べているとたまにAzureBackupとかSiteRecoveryという言葉が出てくる。これらを整理するとこんな感じになる。図で示すとこんな感じ。

ポイント

AzureBackupという概念があり、それを実現する方法としてRecoveryServiceコンテナーというサービスがあり、その中のひとつにSiteRecovery(別ページでさらに開設予定)という機能がある。

Microsoft公式:https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/quick-backup-vm-portal

 

AWSとの比較で概要を理解

Azureのクラウドサービスを使う上で、やっぱりAWSとの比較も欠かせない。自分なりの理解で比べてみるとこんな感じ。AzureもAWSも同じサービスあるよなー。

 

Azureでバックアップ設計するなら?

VMは基本Recovery Serviceコンテナーでバックアップ

Recovery Serviceコンテナーを使って日次もしくは週次でVMまるごとが良いかなと思う。やっぱりシステム障害の場合、VMをイメージで丸ごとリストアできるのは魅力。労力がすくない。

例えば、変更が少ないシステムなら週次バックアップでも、日次バックアップでもこれで対応できる。24時間365日(24/365)システムでも、片方のVMを停止している間にRecovery Serviceコンテナーでバックアップを取るというような使い方で十分商用運用可能。

ポイント

Recovery Serviceコンテナーは純粋に、Hyper-Vのイメージバックアップ機能をつかっている感じかな。サポートに聞いた感じVHDまるごとバックアップ取っている仕様だと思う。

 

デメリット

バックアップやリストアに時間がかかるのがデメリットかな。あとどうも、バックアップを取得する際に一回電源停止しているもよう。これについてはテスト時に各システム要確認だが、少なくともOSは停止した(停止させられた?)挙動のように見える。

バックアップ取得までの手順は公式を参照。あと、ほかのサイトにもあるからそちらにゆずる。

Microsoft公式:https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-azure-arm-vms-prepare

 

注意点!ライセンス関係

Recovery Serviceコンテナーのバックアップから新たにVMの追加するのはだめ!正式に答えられないけど、新規VMを作るならVirtual Machineからつくらないとだめだよ!ちゃんとサポートに問い合わせしてね。多分、VM自身が持っているライセンス番号がかぶってOSで予期せぬエラーが出ると思うよ。

 

Snapshotの使いどころ

データDISKのSnapshotを取得しておいて、そのSnapshotからDISKを作成して、他のVMにアタッチするとかで使える。SnapshotでVMのフルバックアップをとろうとは考えてはいけない。そういう時はRecovery Serviceコンテナーを使おう。

ただし、Recovery Serviceコンテナーのバックアップは時間がかかるので、DIKS一本バックアップ取得するならSnapshotでいいやという判断ができる。Snapshot取得の際には、OSシャットダウンが必要だけども、Snapshotの方が取得が早いのでテスト時の万が一バックアップに使える。

注意ポイント

Snapshotはそのままではリストアできないので、リストアする場合は、SnapshotからVMを作成する手順が必要。SnapshotからDISKを作るやり方は下の画面を参考に。使用するサービスはDISKサービス

 

 

まとめ

まとめるとこんな感じになる。

  • 日時や週次などの決まった時間のバックアップは、Recovery Serviceコンテナー
  • テスト時や急いで手動バックアップを取りたいときはSnapshot
  • 異なるVMに同じデータDISKをアタッチすることが必要なシステムは、Snapshotでイメージを取得→DSIK作成

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