プロジェクト成功の秘訣、それは「未来を予測できる想像力」である。このサイトの特徴であるIT業界にこだわらず、世の中に存在する成功プロジェクトの共通点について書いていく。
成功の秘訣は想像力
成功するプロジェクトの共通点
それは、先ほど書いたように「未来を予測できる想像力」である。
ポイント
どんな想像力か具体的に言うと プロジェクトが完了した時点(ゴール)でどうなっていれば良いか見えている。そして、ゴールに至るまでの道筋が明確に見える想像力である。
道筋となる計画の粒度もポイントである。計画の粒度は、プロジェクトが始まる時点で、すでに細かい粒度であればあるほど成功確率が上がる。
いつまでに、だれが何をする。どんなことをする。という5w1hの基本に対して、より明確にすることを心がけよう。基本通り忠実に行動すればほとんど失敗はないのである。
基本に対して手を抜いたらそれは10倍になって帰ってくるという先人の真実を学ぼう。とにかく「頭でゴールを想像出来ているか。」これがコツである。
プロジェクト成否の定義
失敗とは、予定や計画から遅れが発生すること、当初予算からオーバーすることを指している。成功とはその逆で、すべてが予定通りに進むことを意味する。
「走りながら考える」は失敗する
この状況とは逆に「走りながら考える」と言う言葉がある。何も見えていない状態で、闇雲に走ってもプロジェクトが成功することはない。闇雲に走りながら考えるプロジェクトは手戻りが多くかならず失敗する。
ゴールと道筋が頭の中に無いならば、走りながら考えるという行動は無駄なだけだ。成功することがあるという人がいるかもしれないが、それはたまたまである。
ポイント
“たまたま成功”を“ほぼ毎回成功”させる力がないとプロ失格である。
未来予測のコツ
事前準備がすべて
今何をしないといけないのか。そして、それが終わったら次はなにをしないといけないのか。だから先に根回しをしないといけない。先にこれをやらないといけない。と頭の中で常に先のことを考えて、先回りして仕事をすれば自ずとプロジェクトはうまくいく。
ゴールの共有
ポイント
一番先のゴールイメージを全員で共有することが大事だ。
ゴールイメージを頭に持たない人は、今の仕事が将来のどんなことのためなのか理解できないため、一つ一つの仕事が繋がっていかなくなる。なんのために、仕事をするのか。という視点(答え)がないから、言われたことをやるだけ、こなすだけとなる。
資料にしても、成果物にしても品質が悪くなりがちである。深いところで本質を理解していないので、行動が浅いのである。
手段が目的にならないように
行動が浅いとは未来を想像していないため、その人の仕事を終わらせるということしか視点にないのである。手段が目的になっているという状況である。
資料を作ることが目的になっているので、その資料を使って決めたいこと、伝えたいことが薄くなっている。相手は資料を見た時に、「で、どうしたいの?何がしたいの?」という言葉が出てきてしまう。
資料を作ることで終わりになる。それを使ってなにをどうしたいのか、どうなっていれば良いのかということがない。資料を作る場合は、資料の中の言葉に対して、資料を見た人がでどうするの?その文言、発言を聞いた人(見た人)に何を期待しているの?その仕事はどんな意味があるの?と、自分自身に自問自答しましょう。