これからエンジニアが有利になる理由
ITスキルは社会人の必須スキル!
どこの業界も、どの会社も、ITが基幹システムを支えている。もはやベテラン社員の経験や勘に頼った仕事など存在しない。昔ながらの経験やカンで仕事をする時代は終わった。
ノウハウやスキルの属人化は現代の会社がもっとも嫌う特徴である。“その人しかできない“仕事は会社からすると負債でしかなく、一刻も早くスキルを標準化して、効率化して、見える化して、改善すべき対象となっている。
そういった時、システムを作り情報を一か所に集めて、仕組みで属人化を排することがトレンドとなっている。この仕組みには必ずITが必要である。だから今、どこの業界も、どの会社も、ITスキルを持つ社員を欲しがっている。
技術は自分に蓄積される。会社にしがみつかなくて良い
このような背景があり、ITスキルはどこの会社、どの業界にも通用するスキルとなっている。そして、ITスキルは会社の看板ではなく、個人に蓄積されるスキルという特徴がある。
ITスキルを持っていれば一つの会社にしがみつく必要がなくなるため、終身雇用制度が崩壊した現代では今後さらに社会人の必修科目となるだろう。ITスキルを持っていれば個人のスキル次第で、いくらでも選択肢が増える。
会社をやめる時、初めて会社の看板で仕事していたことに気づいた。ということにならないように常に考えておこう。その点IT業界は、仕事をしていれば最低限のITスキルは身につく。これがほかの業界人から見ると、とても羨ましがられるスキルなのだそうだ。自分で勉強する場合はこちら こちらの記事で異動した時の気持ちについて書いた。今度は”スキル”という観点から異動する前にやっておいて良かったことについて書こうと思う。 私の場合は、同じ会社内の異動だけれども、この記事に書いてあ ... 続きを見る
異動や転職を考えた時にエンジニアがするべきこと
ITエンジニアはIT業界以外の経験が豊富
仕事をしていると、この視点が面白いと思う。ITの仕事はプロジェクト単位であるため、お客様先に常駐したり、異業種のプロジェクトを経験したり、比較的短いスパンで色々な会社、業界、人に触れることが出来る。この業界はこういう特徴があるのか、とか、会社ごとのカラーがあるといったことを感じることができるのは面白い。
これは、どこか一つの業界に染まるリスクを下げることに繋がる。どこか一つの視点に凝り固まってしまうことも防ぐことができる。将来どういった人材が貴重となるだろうかを考えると、一部でしか通用しない人間、考えが凝り固まった人材になることは避けるべきだ。
その業界で貴重な有識者になるという道もあるだろう。しかし、その業界が衰退した時はどうするのだろうか。30年前にどんな業界が隆盛を極めていたか、そして、その業界は現在どうなっているか振り返ってみよう。 こちらの記事で異動した時の気持ちについて書いた。今度は”スキル”という観点から異動する前にやっておいて良かったことについて書こうと思う。 私の場合は、同じ会社内の異動だけれども、この記事に書いてあ ... 続きを見る
異動や転職を考えた時にエンジニアがするべきこと
作る側の人間になれる
働きやすさを向上させる仕組み、例えばリモートワークなどもITシステムのたまものだ。ITエンジニアになれば、「こういった仕組みがあれば良いのにな」と考えたことを実現できる力がつく。
これからは少数精鋭で、アプリケーションやITシステムを構築して、自動でビジネスが広がりお金を稼いでくれる時代になるだろう。非効率な人材は不要となり、ビジネスを創造できない人材は価値が低くなっていく。
これから、人間の仕事にはどんどんクリエイティブさが求められてくる。クリエイティブじゃない仕事は少なくなり、単純作業はAIなどの技術に取って代わられる。そんな時、ITエンジニアは絶対に必要だろう。システム保守という仕事はなくならないし、いくらAIといっても、まだまだプログラムが書かれた通りにしか動かない。ITエンジニアの仕事はまさにシステムを作ることである。これからの時代、まだまだ必要とされるだろう。
IT業界の悪い噂は会社次第、業界全体ではない
働き方改革という言葉が浸透して、IT業界も働きやすい世の中になった。そしてクラウドの時代になり、システム構築の期間が短縮された。これは直接的に勤務時間が減ったことに繋がる。一方で、昔よりさらに難しいスキルを求められる時代になってきた。
少し前のIT業界は、ブラックだとか、給料が低いとか言われていた。けれどここ最近は、技術を持っている人材の価値が向上してきた関係で、給料が上がり、より働きやすい環境になってきた。どこの会社もITスキルの重要性に気づき、人材流出を防ぐことを考え始めたのである。
理系文系なんて関係ない
たかが、数年しかない学生時代の選択分野で社会人の将来に差は出ない。理系文系の違いはIT業界に新卒で入った場合の最初の一年間程度しか感じないだろう。
それよりも入った後にどれくらい勉強するかが大事である。理系だろうが、IT業界に向いていない人はいる。文系だけど活躍しているエンジニアは山ほどいる。
どこの会社も入った後にどれだけ勉強するかが重要である。勉強する際の注意点として、会社の仕事を覚えるための勉強と、自分のスキルを上げる勉強は区別しよう。
これからしないといけない勉強は自分のスキルを上げる勉強だ。自分の価値を上げる勉強だ。例えば、どこの会社でも活用できるプログラミングスキル、資料作成、プレゼンテーションスキルを覚えよう。やればやるほど自分の価値が向上するスキルを身につけることを心がけよう。
こんな人はIT業界に向いていない
IT業界に限らず、結局会社に入って終わりの人が多い。入った後どれだけ勉強するかが大事なことを忘れないでほしい。勉強して、スキルをつけて、自分のキャリアを作る。これほど楽しいことはない。まさにリアルRPGである。頑張れば頑張るほどスキルが付き、そして給料が増える。自分で自分を育てていくのだ。
とにかく、継続して勉強が出来る人はこの業界に入っても大丈夫だ。逆に、継続して勉強することができない人はIT業界に向いていない。技術の革新に置いて行かれて、仕事がつまらなくなってしまう。
おわりに
無理にIT業界に就職しなくてもかまわない。しかし、ITスキルがこれからどんな社会人にも、必須のスキルになってきていることを覚えておいてほしい。
将来の価値は、今現在の行動で決まる。改めて未来を考えて、今行動しよう。
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