私は開発プロジェクトのため、海外で働いていたことがある。日本のエンジニアと海外のエンジニアを比較しても、日本のエンジニアは品質的にも海外で勝負できる。唯一の壁が、英語でコミュニケーションをとれないことだ。英語を勉強するメリットはこれだけある。日本のエンジニアの技術は高い。品質も高い。だけど、英語ができないだけで給料が低い。英語を勉強して、給料を上げよう!
エンジニアが英語を勉強するメリット
日本語より英語の方が情報量が多い
システムのエラーについて、エラーの文字列と内容でネット検索すると思う。ここで、日本語検索をするより、英語で検索する方がヒットする記事が多い。英語を使っている国やその規模で考えても、結果が容易に想像つくはずだ。
例えば、英語だと「Stack Overflow」というサイトがある。これは世界中のエンジニアが使う掲示板で、システム系エンジニアが多く情報を書き込んでいる。ここを調べれば大抵の問題は解決する。さらに、ここで問題を調べても出てこなかった情報があれば、それは価値が高い。その問題を解決できる人材が世界にも少ないということだ。
引用:Stack Overflow(スタックオーバーフロー)はStack Exchange Networkの一つで、コンピュータや情報技術、特にプログラミング技術に関するナレッジコミュニティである。サービスはJeff Atwoodとジョエル・スポルスキによって2008年に開始された。2019年3月時点で、Stack Overflowの登録ユーザは約1020万人であり、2600万を超える質問が存在する
https://ja.wikipedia.org/wiki/Stack_Overflow
働く場所に困らない
転職をする場合、日本市場だけに絞るのか、海外も含めるのか。
「もし、英語が出来たら」と想像してみてほしい。
いやだったら転職出来る、今より良い条件で転職する、ということが容易になるだろう。日本のIT業界の場合は、ある程度都合よい条件で絞ると転職先が狭まってしまう。こういった事態に陥らないためにも、英語は勉強しておこう。
最新の情報にアクセスできる
AWSやAzureの最新情報はまず初めに英語で配信される。翻訳された後やっと日本語で読める。ただ、翻訳には時間がかかるし、いくら待っても日本語に翻訳されないということがある。そういった場合でも、最新の情報にアクセスできるようにするために、英語は必要だ。英語が出来ないと、情報格差が広がってしまうのだ。
お給料が上がる
有名な資格ランキングがある。
引用:https://www.globalknowledge.com/us-en/resources/resource-library/articles/top-paying-certifications/
この資格を取れば給料が上がるわけではない。しかし、世界中で必要とされていることは間違いない。日本国内で該当の資格を取っても、ランキングに示されているほど給料は上がらない。それは、あなたが“英語人材の市場にいない”からだ。
英語が話せるということは、それだけでベースの給料が上がる。英語人材の市場は今、高い給料を出さないと人が集まらないのだ。この波に乗ろう。
“日本語が喋れる”英語人材という観点
以外に忘れられている観点がこれ。海外の会社が日本市場に参画する時、一番ネックになるのが、日本語である。英語が話せない日本人の日本市場は海外の人から見ると、手が出せない、支配できない最後の市場なのである。そういう時、英語が話せる日本人、そして、特に日本のシステム開発文化になれている人はかなり重宝される。
さいごに
次回は私なりの「ITエンジニアの英語の勉強方法」について方法を説明する。