ここでは、ITエンジニアが仕事で英語を使えるようになるための方法について説明する。ITエンジニアが英語を勉強するべき理由とメリットについてはこちらを参照ITエンジニアが英語を勉強すれば夢が広がる
英語の勉強方法
小学校、中学校、高校と英語を勉強したけれど、英語が話せない、英語が苦手という人は多い。特にエンジニアの場合は理系卒が多いため、文系科目と言われる英語の能力平均点は低いだろう。
先にも書いた通り、英語を勉強するメリットは山ほどある。ここに書いてある方法で英語を勉強して、しっかり自分の市場価値を高めよう。
単純に基本の英単語と文法を覚えよう
英語が苦手、分からない、伝わらないという人は、単純に英単語を知らなすぎる場合が多い。逆の立場で考えれば、海外の人が片言の日本語で一生懸命話していれば大抵の人は耳を傾けるだろうと思う。それと同じ。難しいことなんて不要。会議も中学生英語で十分。難しいことを考えずに、基本さえ覚えれば大丈夫。この本がおすすめ。
そんなこと言っても信用できないという人はこちらのTOEICの点数を見てほしい。
これは私のTOEICの点数である。証拠として示しておく。このくらいの点数の方がリアルなことを言えると思う。私は独学で勉強して、ここまで高得点を取ることができた。
私は私の経験を通して、ITエンジニアの仕事は中学生英語で十分と判断している。だからまずは中学英語を覚えよう。
システム用語を覚えよう
中学生英単語、文法を覚えたら、次はシステム用語やシステム開発で頻出する単語を覚えよう。日本の現場でも、日々聞こえてくる単語は海外の実際の現場でも使われていた。
Kindleにある「超頻出ITエンジニア英単語」でも良いし、本屋に行って自分が気になる本を選ぶでも良い。少し本の中を見て、自分の開発現場でよく聞く単語が載っているかが教科書を選ぶポイントになると思う。
ポイント
例えば、
- 要件定義一覧はRequirements List(RL)
- 設計はDesign
- 基本設計書はBasic Design(BD)
- 詳細設計書はDetail Design(DD)
- 工程はPhase
などだ。
また、ネットワークポート(port)、サーバ(server)、インスタンス(instance)などそのままカタカナと同じ意味で使われる単語も多い。要は覚えればよいだけ。
中学生文法と簡単な単語でしゃべれば大抵の仕事で困ることが少なくなる。日本にいる間も、日々英語で言い換える場合はどうなのだろうという感じで調べておこう。
ヒアリングは慣れ
ポイント
“英語は最初に注目“というのがコツ。これは理由が明確で、英語の文法的にそうなっているから。
苦手な人は、最初を聞き逃してしまって、注目すべきポイントが曖昧になるからヒアリングが出来ない場合がほとんど。5W1Hなんて特に英語だと最初に来る。だから、最初を聞き逃すと、話の要点がわからなくなってしまうのだ。
あと、日本語で会議している時を思い出してほしいが、大体の会議は決まったフレーズしか使ってない。
”進捗は?課題は?問題は?次のタスクは?いつまでにだれが処理する?”
こういったフレーズを覚えてしまえば仕事上でも英語のヒアリングは平気になるだろう。
結局最後は技術力
英語で相手をもてなして、笑わそう、楽しませようなんて無理に考えなくて良い。結局素直に、きちんと仕事をしていれば日本人の開発品質であれば、重宝される。
ただ英語が出来ても、肝心のシステムが作れなければ意味がない。どこの世界でも、技術力の高さがその人の価値になる。
最後に、どうしても英語を覚えたい人は、自分を奮い立たせて英会話スクールに入るのも一つの手だろう。