私自身も機械学習の勉強を始めた頃は、知らない単語が多く、勉強が捗らず嫌になってしまい以下の悩みを抱えていました。
- 初めて聞いた単語、意味が分からない単語が多い。
- 分からない単語が多すぎて、挫折しかけている。
- ひとつひとつネットで単語を調べているけど、もっと体系的に勉強したい
- 難しすぎたり、欲しい情報がなかったり・・・どの本を選べばよいかわからない。
そんな時に見つけたのがこの本です。
ポイント
この本を読むとAI、機械学習、それらの分析手法や用語の意味、使い方について一通り体系的に学ぶことができる。
こんな人におすすめ!





こんな人に「エンジニアなら知っておきたいAIのキホン」がオススメです。
本の目次からおすすめの理由を説明
なぜオススメなのか?それはこの本の目次を見れば理解できると思います。
以下の用語は目次から少し抜粋した用語です。これらの用語について、この本ではわかりやすく説明しています。
- ミニバッチ学習法、ホールドアウト法
- バリアンスとバイアス
- 誤差逆伝搬
- ニューラルネットワーク
- 転移学習
- K分割交差検証、正則化、過学習
- 分類、回帰、クラスタリング
- 教師あり学習、教師なし学習
- CNN(畳み込みニューラルネットワーク)
- RNN(リカレントニューラルネットワーク)
- LSTM(長短記憶ユニット)
- GAN(敵対的生成ネットワーク)
- RPA
・・・etc
どうでしょうか。わくわくするような単語が並んでいます。これらの単語はある程度機械学習を勉強するとよく聞くようになります。この記事を読んでいるあなたはこれらの単語について人に説明出来ますでしょうか?
インターネットを使った勉強では、分からない単語をダイレクトに調べることが得意です。一つ調べると確かにその単語についてはある程度わかった気になります。でも、それは“点”について調べただけです。
ポイント
これから初級者、中級者、さらには仕事でバリバリ機械学習を使うエンジニアになるには点と点を結び頭の中の知識を体系的にまとめておく必要があります。その時この本が役立ちます。
決してアカデミック過ぎず、プログラミング寄りにならず、堅苦しくない。「体系的にまとめている。」これがこの本の素晴らしいところです。
体系的に機械学習の用語を覚えたい人にはオススメです。
本を読み終えた感想
これまでがむちゃらに自己流で機械学習を勉強してきた人は、ページを読み進めるほど、「あ!あの時出てきた単語だ」ということに気づきます。一回調べたけれど、頭に入っていなかった用語の復習にもなります。
また、読み終えた後「なんだかわかるようになってきたぞ!」という読後感があります。「知りたいことが体系的にまとまっていた。」という満足感もあります。満足感があるため、本を読み終えた後、さらなるやる気が出てくるのです。今まで知らなかったことを知ることが出来てさらに次に進んでみようと思えるのです。
超初心者から一歩踏みだし、初心者、中級者の人にも使える本。知らない用語がバンバン出てくるが、一回読めばほとんどわかるようになり、二回読めばもう安心と思えます。私は一回目を読み終わった後すぐもう一回この本を読んで、体系的に単語を覚えようと思いました。
しかし、一方で内容とは離れた評価になりますが、本の中に登場するキャラが余計だったかなという感想があります。男性キャラと女性キャラが出てきますが、男性キャラの発言に「ん?」ってなることがあるので生理的に受け付けない人もいるかなという感じです。
「キャラの解説があったおかげでさらにわかる」ということも無かったので、コラムとかの方が良かったかなと思います。
実践テクニックを学びたい人はUdemy
例えばこの本で出た用語や手法、やScikit-lern、CNN、RNN、LSTMを使ってより実践的なPythonコーディングを学びたい人はこちらのUdemyでいろいろ動画講座を見てみると良いと思います。私がUdemyに書いた記事が参考になると思います。安く買うタイミングが大事です。
Udemy お得な講座購入方法と損しない方法 – 怪しくないの?
私がUdemyで勉強した結果実際に動かしたプログラム、成果物はこちら
どんな人にはこの本をおすすめ出来ない?


こういう考えをお持ちの方はこの本は向いていないです。
用語覚えてどうなるの?役に立つのって人や実際どうやって使うの?というところを知りたい人にも向いていないです。この本はあくまで用語の理解に特化した本です。
そのため、先に挙げた用語を知っている人、使いこなせる人にもオススメはできません。そういう方は先に挙げたUdemyで実践・テクニック動画を見ながら覚えることをおすすめします。
さいごに
現在AI、機械学習については数多くの本が出版されています。初心者はどれを選べばよいか分からないと思います。そんな人の助けになりたいと思いこの記事を書きました。このサイトを通してさらなる優良な情報を届けられたらと思います。